『ただ生きている』
生きたいなんて嘘を真実にしたくて足掻くけど
全く身にならないなんて戯れ言を呟いた
生きるなんてイキる自分に酔ってしまえば楽だろうな
無理をしないと生きられない
こんな世界は馬鹿みたいだと唾を吐いている
こんな自分を笑ってやりたいんだよ
不自由なんてない
苦労もしていない
惰性に呼吸をして怠惰を貪るだけの日々
夢も希望も未来さえも必要ない
自分自身さえ必要ない
ただ生命維持してるだけの空っぽの空洞の身体
中身なんてあるようで何もない
絶望なんて飽き飽きさ
一瞬でこの命が消えてしまえたら
痛みも苦しくもなく消えてしまえたらなんて
甘い夢を見ていたいと妄想するのかな
命を失った愚かな僕の独り言
君の後を追って逝くことが君の望みなのに
僕は君を裏切って生きている
誰にも助けを求めずに灰になればよかったのかな
そんなことを考えて生きる
無限の後悔に溺れている
