「このまま学校にいても危ねぇだろ」
特に今日は、と付け足して言う詩優。
なんで“特に今日は”なのだろう。京子のメールでも書いてあったけど……いったい今日がなんでそんなに危ないのだろう……。
「危なくないよ…っ!!」
あんなこと、学校に通っていてはじめて起こったことだし…そうそうあんな目に遭うわけない。
と思いたい。
「……花莉、お前今日告られたんだって?」
「へ?」
急に変わった話題。
思わず間抜けな声が漏れた。
な、なななんで詩優がそんなこと聞いてくるの!?
それ聞く必要あるの!?
詩優は私を真っ直ぐに見つめる。けれど……私は目を合わせることができなくてすぐに視線を逸らして、一歩、二歩…と後ろにさがる。
でもそれを詩優は許してくれなくて、私との距離を一歩、二歩と詰めた。
距離をとったはずなのに、どんどん近くなっていく。
やがて、足がベッドにぶつかって……行き止まりになった。
「そんで他の男から餌付けされたんだって?」
もう一度前を向いたら、詩優の真っ直ぐな瞳と目が合い……私をとらえて逃がさない。
餌付け…?



