世界No.1の総長と一輪の花 1.5




「何人?」


「……3人…」





「さっき水かけられた、って言ってたけど……他に何もされてねぇか?」


「…うん、大丈夫」





「もし、次になんかあったらすぐ呼んで」


「…?」





「俺でも、竜二でも、倫也でも。今日はいねぇけど、京子でも、明日葉でもいいから。困ったことがあったらすぐに言うこと。わかった?」




詩優は屈んで、私と同じくらいの目線になって言い聞かせるように言うから。
思わずはい、と敬語で返事をしてしまった。





詩優は満足そうに笑いながら、いい子いい子と頭を撫でてくれる。




…小さい子にでもなったかのようだ。







「帰るか」




ぐいっと私の手を引いて、歩こうとする。
気のせいか、今…“帰るか”って聞こえた気が……




って!絶対気のせいじゃない…!!!




「帰らないよっ!!!」




私は立ち止まって詩優を止めた。