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体育はいつも通り見学。授業が終わり、急いで着替えて教室へと戻ろうとしたら
「ねぇ、あんた。ちょっと話したいことがあるんだけど」
今度は見たことも話したこともない女性3人組に声をかけられた。その、真ん中にいる金髪のロングヘアの女性が私を睨みつけてきて。
気のせいか…いや、気のせいじゃなくて、絶対怒っている。
…何かしてしまったのだろうか。でも、話したこともないのに……
ここで断って逃げようとも考えたのだが、あとが怖い気がして…素直について行くことを決めた。
こくん、と頷けば「ついてきな」と金髪の女性が私の腕を乱暴に掴んで歩き出した。もちろん2人の女性も一緒に。
急いで着替えたから、セーターもブレザーも着てこなかった。着てくるべきだったと後悔してももう遅い。
ちらりと足元を見れば、この3人の女性も私とスリッパの色が違かった。
金髪の男性と同じ、3年生。
…3年生が私になんの用なんだろう。
この女性の雰囲気からして言われることはいいことではなさそう。
……今日は厄日なのだろうか。



