こっちを向いて笑ってよ。

ーガラガラガラッー

部屋のドアが開かれた。

私は急いで涙を拭い、ドアの方を見る。

そこにいたのは大好きな翔先生だった。

「おつかれー!」

私の気持ちになんて1ミリも気づかずに、のんきに挨拶してくる先生。

「おつかれさまです。」

「これ大変でしょ?手伝うよ!」

腕まくりをしながら、プリントを整える先生。

「いいですよ、先生ほかの仕事ありますよね?」

「このぐらい大丈夫だよ。」

私が大丈夫じゃなんだよ。先生のこと好きだけど、一緒にいるのがつらいよ。

「じゃあお願いします。」

なるべく先生の顔を見ないようにしながら、作業を続ける。