身分違いの恋がないはずがない


 
 生徒総会では先輩が一段とかっこよく見えた。この人が私の彼氏になるなんて…。
 
「…これで生徒総会を終わりにします。」

 「あ、ちょっと待って!」

 先輩の一言にみんながざわめきだす。
 
「1年6組の柊木有紀は俺のものだから、みんなよろしくな!手出すの禁止で!」

 『ぇぇええぇぇぇぇぇえ!?』
 
「ぇぇええぇぇぇぇぇえ!?」
 多分この場で1番驚いたのは私。
 先輩、まさかこんなことをするなんて。