もしかしてあなた、今のご時世身分違いの恋なんて存在しないと思ってる?
 
そんなわけない、だって私が身分違いの恋をしてるんだから。

その相手というのはサッカー部部長で生徒会長の寺山柊二先輩。

そして私柊木有紀は空気と同等の存在の1年生。

こんな人に先輩が釣り合うわけないっていうのは重々承知。

それでもやっぱり好きっていうのが本音。
 
告白なんて出来るわけなくて、話しかけるのも無理。見つめられるだけで十分って思っちゃう。そんな私転機が訪れるなんて…