王族の舞踏会は上っ面だけの笑みが多く、社交辞令だろうというような言葉だけが飛び交い居心地の良い物ではなかった。況してや満面の笑みなど、数えるほどしか知らなかった。
「本当、皆楽しそう」
「フィン様は行かれないのですか?」
「私は良いかな。こうしてあなたと見ていたい」
俺と・・・?
いや、自惚れるな。何か、きっと恋心とは別の何かがあってそう言われているだけだ。でも、フィン様に叱られているでもないのにあなたと呼ばれたのは初めてだし少しくらい自惚れても良いんじゃないのか。だってフィン様が理由もなく肩に頭を乗せて甘えてくる訳がない。
「本当、皆楽しそう」
「フィン様は行かれないのですか?」
「私は良いかな。こうしてあなたと見ていたい」
俺と・・・?
いや、自惚れるな。何か、きっと恋心とは別の何かがあってそう言われているだけだ。でも、フィン様に叱られているでもないのにあなたと呼ばれたのは初めてだし少しくらい自惚れても良いんじゃないのか。だってフィン様が理由もなく肩に頭を乗せて甘えてくる訳がない。



