独占したい。



「他の男と仲良くしないで。もういっそずっと男性恐怖症のままでいいから」

「ふふっ、それは甘やかしすぎだよ」

「うん、一生俺が甘やかしてあげるから、花はそのままでいいよ」




 こんな私じゃダメだと思ってた。



 まさくんに好きになってもらうことさえ諦めて、幼なじみとしてそばにいられるなら、もう十分だって、諦めていたのに——。



「死ぬまでずっと、俺に独占されてて」



 ゆっくりと近づいてくるまさくんの唇に、私はそっと目を閉じた。


 ねえまさくん。

 ずっとずっと、そばにいさせてください。


 これからは……幼なじみとしてじゃなくて——恋人と、して。


 ずっとずっと、私のこと独占しててね。



 私はまさくんだけが、だいだい大好きだよ。




【END】





***

この作品の『匡哉side』は、2019年12月25日発売の『モテモテな憧れ男子と、両想いになりました。 〜5つの溺愛短編集〜』で読むことができます!

***