独占したい。




 そんな気持ちを込めて、ぎゅっと抱きしめ返した。

 少しの間、抱き合っていた私たち。

 まさくんの腕の力が緩んだのを合図に、私はその胸から顔を離した。

 少しだけ距離を置いて、見つめ合う。

 くしゃりと困ったように笑いながら、まさくんが口を開いた。



「俺、きっと花は俺のこと幼なじみくらいにしか思ってないって考えてたから……花の期待を裏切んのが怖くて、今まで言えなかった」



 そっか……。



「私も、まさくんは私のこと、妹くらいにしか思ってないだろうからって……」



 まさくんも、同じだったのかな……。