独占したい。



 けれどすぐに、その表情が諦めたような笑みに変わる。



「花、俺の好きは……きっと花の好きとは違うよ」



 もしかしてまさくん、誤解してる……?



「わ、わかってる……!」



 違わないよ……!



「私の好きは、まさくんと結婚したい、好き」



 ちゃんと気持ちが伝わって欲しくて、とっさにそんな言葉を選んでしまった。

 すぐに自分の失言に気づいて、顔がぼっと赤く染まる。

 な、何言ってるんだろう、私……!

 ふ、普通に恋人になりたいで十分だったのに……!



「あ、あの……結婚っていうのはたとえで、その……」

「やばい。こんなん予想外すぎるって……」



 慌てて訂正しようと思った私の肩を、まさくんが引き寄せた。