独占したい。



「俺が花のこと、嫌いになるわけないだろ」



 耳元で囁かれたセリフ。

 まさくんの声は、苦しそうで、悲しそうで……顔を見なくとも、表情が伝わってきた。



「なんだよ。俺のため、かよ……」



 まさくん……?



「そんな理由なら、克服する必要ない」



 え?



「でも……」

「つーか、すんな」



 するな……って、どうして?



「俺は、花に頼られたいんだよ」



 その言葉に、涙が出そうなほど嬉しい気持ちになった。