ふわりと、身体が浮く感覚がする。 抱きかかえられているのだと理解したと同時に、私は意識を手放した。 あ、れ……? ゆっくりと、広がっていく視界。真っ白の天井が目に入って、すぐにここが保健室であることに気づいた。 中学の頃は身体が弱くて、保健室によくお世話になっていたから。 いつもまさくんが……付き添ってくれた。 「……花?」 名前を呼ばれて、すぐに視線を向けた。 そこには、心配そうに私を見つめるまさくんの姿が。 「まさ、くん……」 えっと、そうだ……思い出した。