その背中が少し不機嫌に見えて、私は頭の上にはてなマークを並べた。
まさくん……?
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上履きから靴に履き替えて、2人で学校を出る。
何か怒ってるのかな……?
どこか様子のおかしいまさくんの姿に、私は顔色を伺うようにまさくんのほうを見た。
何を考えているのかわからない横顔に、ますます頭上のはてなが増える。
いつもは他愛のない話をするのに、無言のまま帰り道を歩いた。
気まずい沈黙を破ったのは……。
「つーか何で、普通に男と話してんの……?」
まさくんの、そんな質問。
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