独占したい。



「お、おはよう、姫乃さん」



 名前を呼ばれて振り返ると、そこにいたのはクラスの男の子たち数名。

 急に話しかけられ驚いたものの、克服するチャンスだと思い挨拶を返した。



「お、おはようござい、ます」



 男の子たちは、嬉しそうに微笑んだ。

 そして今度は、別の子が口を開く。



「お、俺のことわかる?同じクラスなんだけど……」



 そう聞いてきた男の子は、クラスメイトだからもちろん見覚えがあり、クラスの中心人物的男の子だった。



「もちろん……!」



 こくこくと頷くと、何故かガッツポーズをするその人。

 他の男の子たちも、口々に話し始めた。