独占したい。



「わ、私も、日誌以外で何か手伝えることあったら、言ってくださいっ……」



 男の子は、少しの間その場で固まった後、何度も首を縦に振った。



「う、うん!」



 ……やったっ……。

 ちゃんと、話せたっ……。

 席に座って、胸をなでおろす。

 まだ緊張で胸がドキドキしてるけど、案外、大丈夫かもしれないっ……。

 ずっと男の子と関わることを避けてきたから、無理だって思い込みすぎていたのかも。

 なんとか、普通に日常会話をするくらいなら出来そうな気がしてきたっ……。



「やば、初めて話せたんだけど」

「男嫌いって噂、デマだったんじゃない?普通に話してくれたし……」

「俺も話しかけてみようかな!」



 そんな会話がされていたことも気づかず、私は1人前進したことを喜んでいた。