独占したい。



「俺それ以外するから……そ、それじゃあ、急に話しかけてごめんね……!」



 優しそうな雰囲気を纏ったその男の子は、要件だけを伝えにきてくれたのだろうか、すぐに離れて行こうと私に背を向けた。

 もしかしたら、男性恐怖症ってことを知っていて、気を遣ってくれたのかもしれない。

 どうし、よう……。

 怖いけど……でも……このままじゃ、いつもと同じだ。

 私は、変わらなきゃっ……!





「ま、待って!」



 私は慌てて立ち上がって、驚いた表情を浮かべて振り返った彼に言葉を発した。