「だ、男性恐怖症、克服する……!」



 私の決意表明に、2人の顔が驚いた表情に変わる。



「「え?」」



 声を揃えた2人に、ガッツポーズをして見せた。



「が、頑張る、私……!」



 もう、怖いからって理由で逃げるのはやめようっ……。

 みんなに助けられてばっかりじゃいけないもん。

 まさくんにだって……迷惑をかけっぱなしじゃ、いつか愛想をつかされちゃうかも……そんなの、やだ。



「頑張るって……大丈夫なの?」



 心配そうにそう聞いてくる響子ちゃんに、こくこくと何度も頷いた。



「う、うん。いつまでもみんなに迷惑かけるわけにもいかないし、それに……」