コンビニでバイトしながら もしかして…来てくれるかな? そんなふうに思いながら 何度もレジから外を見た 茜さんと亮さんがたまに来てくれた アパートにも何度か遊びに行った ふたりから たまに瞬という名前が出ると 反応してしまう 亮さんが気まずそうにする 「紅ちゃん、好きな人できた?」 茜さんは、よく聞いてきた 私は、いつも首を横に振るけど 好きな人… それはいつも変わらない 今でも私は、先生が好きだった