23時41分6秒




母は、私が物心ついた時から
精神の病を患っていた。


いつもベッドに腰掛けて窓の外を
静かに眺めていた。

外の風景を眺めているというよりも
まだずっと何処か遠くに
思いを馳せているように感じた。

そんな母の姿をずっと見てきた私は、
母が何処か遠くへ行ってしまうような
気がしてならなかった。