やっと長かった商店街を抜け 交差点の手前に差し掛かった。 遠くで光る歩行者用の赤信号が 濡れた道路を不気味な赤に染めている。 いつの間にか雨が地面を叩きつける 音からビニールのようなものに 落ちる音に変わっていた。 私はゆっくりと後ろを振り向く。