23時41分6秒



やっと長かった商店街を抜け
交差点の手前に差し掛かった。



遠くで光る歩行者用の赤信号が
濡れた道路を不気味な赤に染めている。



いつの間にか雨が地面を叩きつける
音からビニールのようなものに
落ちる音に変わっていた。



私はゆっくりと後ろを振り向く。