強い後悔で頭が重くなり、体を壁へ預けた。 その反動で、一瞬開いていた日記帳を 押さえる右手の親指の力が抜ける。 再び指に力を入れた時、 最後のページが開かれていた。 白猫の絵が描かれていた。 しっぽの生えた胴体の上に描かれた顔は、 母にそっくりだった。 気持ちが悪くなり、日記帳を壁に 思いっ切り投げつけた。 マリーの怒った鳴き声が、 聞こえたような気がした。 壁に当たった反動で、最後のページが ちぎれ、足元に落ちる。 白猫が、不気味な笑みを浮かべながら こちらを見ていた。