そうだ。
この日記もきっとあの男が書いたもの。
自分になりすました男が、
私を突き落としたことにしようと、
私に信じ込ませるために。
親戚に話した。
でも、誰も信じてくれなかった。
先生から、精神的な病気だと言われた。
誰も会いに来なくなった。
私はひとりぼっちじゃない。
茉莉花がいる。
寂しい時は、そうやって自分を元気づけた。
でも今は違う。気づいてしまった。
茉莉花は、大人になれば私を置いて
遠くへ行ってしまう。
私はひとりぼっちになってしまう。
いつか失ってしまうなら、
いないほうがいい。
