後ろを誰かが走り抜けて行く音がして 私は咄嗟に涙を拭う。 振り返り足音の行く先に目を向けると ひとりの少女が林の中へ走って行った。 例の噂を確かめにでも行くのだろうか? これ以上この場所にいると 取り乱してしまいそうに感じた私は 持ってきた掃除道具を持ち 足早に墓地を去った。