通路はレストランの奥の扉まで 続いていて、両側はガラス張りに なっていて食事する人々の様子が見えた。 皆、装いや所作に育ちの良さや 余裕が表れていて、眩しいほどに とても素敵だった。 小さい子の振る舞いも大人びていて 笑顔からは周りから愛されているのが 痛いほど伝わってくる。 「こちらがご予約のお部屋でございます」 いつのまにか奥にあった扉の前にいた。 茶色の木製のアンティーク調の扉が 少し年季の入った音を立てながら開かれる。