「……。放課後でもいい?」

「…えっ、」

「今日の部活始まるの少し遅いんだ。だからその時」

「あ、…うんっ」

「ふはっ、素直に聞くと思ってなかったみてぇな顔」

「…そ…そんなことはっ!」

「麻見」

「……、」

「やっぱり俺は、お前が好きだよ。大好きだ」



夏の陽射しに霞むことなく

爽やかな風を纏っているかのような彼は

今日も真っ直ぐで、あたたかい。



「……うん。ありが――…「あさみぃいぃん!!!」

「わっ!?」

「菜穂、おかえり」

「香月くん、麗ちゃん…!」

「やっと俺の癒しが戻って来た…おかえりぃっ」

「ちょっと日向っまずあたしが菜穂と話し「うるせーの来たな行こうぜ麻見」

「「一人で行け」」

「すぐハモってんじゃねぇ!!」

「あははっ!!」


麗ちゃん、香月くん、神谷くん。

かけがえのない、わたしの大切なお友達。