(仮) 【純愛DAYS〜3人のseason〜】

その翌日、
俺たち3人の約束の時……




19時だったな……。






家の裏手の河原…、





すでにふたりが座っている姿を見て、
少しだけ妬きそうになっていた


ふたり、
付き合っているカップルにしか見えなかったから。





いつも三つ編み姿の光里が、
髪の毛を垂らしている姿がある。



後ろ姿だったけど、
可愛すぎて近寄れない俺をふたりが見ていた。



『誠実…、遅すぎだろ。来いよー。』

『うん…おいでよ。』





俺は恐る恐る、川沿いの石段を下りていく。





『おーい…持ってきすぎだよ』



半ば呆れていたのを見た光里がニコッと笑いつつ



『でしょ?阿佐くんが持ってきたの…。笑っちゃうよね』




そう言うと、
ふたりは笑い合うしかなかった。



時が止まる…そんな思いが少しだけしたのは俺だけだろう。