その阿佐は……



『25日に花火でもするか?
8月に入ればお祭りもあるしな。』



そんな話を持ち寄ってくるようになった。




『お前…待てよ。
お祭りはまだしも、花火って…何処でするんだよ』

『お前ん家の裏手の河原かな…。』

『はっ…?誰がくるわけ?』

『お前と光里ちゃんと俺で…』




3人だけの花火…


それも良いな…



軽い気持ちで受け入れた話から阿佐は、
ふたりを引き寄せようとしていたなー…





『光里ちゃん…25日の夜って大丈夫け?』

『どうしたの?』

『光里ちゃんが良ければ、俺と阿佐と花火でも…って思うんだけどどう?』

『うん…。3人?私は大丈夫だよー』