高校2年の秋__





修学旅行の係決めで、
“しおり係”に『はい!したいです』
って手を挙げたのは光里。



俺は続いて『はい!』と、手を挙げたのは言うまでもない。



光里のことが好きだから…
光里と一緒に一つ思い出をつくりたい…
そう思うから。






夕方からは、
ふたりして残ってする係のこと…
充実感満載だ。





光里って…空が好きでいつだって、教室の窓を開けてしまう。



俺も一緒にいたい…


空には特別な興味はなかったもの、
単に一緒に見たい…


馬鹿な男の一方的な心情や感情から。



まだ彼女の言葉も何一つ聞いていなかった俺は…
彼女を抱きしめたり、ほっぺにキスしてしまう。





係のことがすべて終わった日の夕方_



やっぱり好き_…