『終わったぁー♪♪ 』



先生や他の生徒らの耳にも入っていてか、
騒然となる…。



颯爽と


『失礼しましたぁー♪♪ 』


と、教室へ戻る光里は窓辺にもたれ掛かりながらいる



『終わったぁー♪♪ 良かったね。自由な時間だよー♪』



俺の気持ちに気づかないのか…



光里が俺の方へ向かって来て

『ありがとうっ♪ちょっと頼りなかったけどね』

って笑いながら、抱きついてくる…。



『悪かったな、頼りなくて……』

『冗談だよっ♪』


って、離れて再び窓辺に寄る彼女…



『冗談かよっ♪ひどいな。』

『待ちなさいよー♪♪ まっ…待って……』



彼女を抱き寄せてしまった


1年の時に交わした、
文化祭でのキス……


俺らは、
あの日にキスをしてしまったことで…
2回目なんだ。