2学期はスタートして、
メインイベントの修学旅行が近くまで迫っていた…





係を引き受けたばかりに、
居残りしてまで片付けるしかない…



自分が好んで手をあげた…この係。



『ふぁーっ…ひと通り終わったぁ〜』

『もう明日でいいんじゃねぇ?』

『そうだねっ。まだ期日はあるし…。
あとは…?
表紙書いて貼りつけて、コピーして終わりかな…』




疲れた様子で、
背伸びをして窓辺に向かうのは光里。




そうだ…
各クラスからふたりずつがこの係をするのに、真っ先に手をあげたふたりがいた。





『疲れたよね。もう帰ろうかなぁ。疲れたしねっ…。
夕焼け雲…きれいだよぉー』