言い出したのは…


やっぱり阿佐くんだったようだし、
周りからの集中攻撃を浴びていたっけ。





さすがだなぁ、阿佐くん……







そのあとの皿洗いをしていたとき__





『光里っ…手伝う』

『ありがとうっ』





誠実は、
気が利くし頼りになるよ。





『拭いてくれる?俺、洗うから…』

『ありがとうっ』





誠実とふたり、
皿洗いをしているのに…


これだけで十分すぎる緊張感…



しかも、これだけで終わらなかった。





『んっ?何?』



誠実の大きな手が、
私の髪の毛を触っていた




『ゴミついてる…。可愛い顔が台無しだ』



恥ずかしい…

照れ臭い…


誠実を好きになっていくと、
常にドキドキしてしまうんだよね。