『えっ?聞いていたけど…ごめんね。
誠実…こういうこと駄目っ…。
そんなことしないって思っていたの…』

『俺だって男だから…』



今にも、
過ちを犯しそうになる男の性が出そうになっていたとき……




『誠実…。戻ろう?たぶん、
昼ご飯だと思うから』

『ああ…うん…手当て、ありがとうな』





本当のことを言うと、
この場で…付き合いたかった。



『誠実…離してくれる?
みんな、心配しちゃう…』



光里が
グラウンドにいく後ろから俺は、
ついていくので精一杯。




午前中の部から終わって、
みんな教室へと退散しているところだった。





教室へと向かう途中も、
光里の側を離れず自分はずっといた。