(仮) 【純愛DAYS〜3人のseason〜】

この日は、
ふたりはお互いに家に急ぎ…


雪の中に帰る大変さに、
疲れ果てたからかな?
翌日には熱を出してしまう私…。






12月31日の大晦日__





風邪が良くなって、
着ていく洋服も悩みに悩んで…





セーターとコートと赤いマフラーを引っ張り出してしまった。





夜9時。

私は自宅を出て、
駅までの雪道を踏みしめて歩く…





着いたときには、
駅構内のベンチには誠実がいた。





『誠実……』

『光里……。』

『阿佐くんは…⁈』

『阿佐、まだらしい。また遅れるんじゃないかな?』

『阿佐くん…いつもだよね。』



独り言を言ったつもりだったけど…
誠実の耳に入ったのかな…
笑っている。