『行くぞ。』
『うん…。寒いし…行こうね。』
阿佐くんまで帰り、
帰り道は私と誠実のふたりだけ……。
寒くて、
風が吹くなか自転車を走らせるけど…
思っていたより、
雪は積もっているみたいで進まない車輪。
『自転車が進まない…。
車輪に雪が挟まってるから。』
そう言う私に、
『自転車降りて…』
そう言う誠実は、
車輪に絡む雪の塊を払ってくれる。
『自転車、ひいて行こう?』
『帰り、遅くなるよ』
『しょうがない…。
俺も漕げないから…』
雪は深々と降り続き、
1時間ほど歩いて帰るふたり。
『光里、風邪ひくなよ?』
『誠実も…だよー』
『うん…。寒いし…行こうね。』
阿佐くんまで帰り、
帰り道は私と誠実のふたりだけ……。
寒くて、
風が吹くなか自転車を走らせるけど…
思っていたより、
雪は積もっているみたいで進まない車輪。
『自転車が進まない…。
車輪に雪が挟まってるから。』
そう言う私に、
『自転車降りて…』
そう言う誠実は、
車輪に絡む雪の塊を払ってくれる。
『自転車、ひいて行こう?』
『帰り、遅くなるよ』
『しょうがない…。
俺も漕げないから…』
雪は深々と降り続き、
1時間ほど歩いて帰るふたり。
『光里、風邪ひくなよ?』
『誠実も…だよー』


