『卒業してもずっと仲良く行こうな』

『絶対ね。約束だから…』



たくさんの約束を交わしていたふたり…。



『おぅ♪ 』




秋の海は少しずつ寒くなり、
波の音も寒々しく感じるように変わっている…。



その海に来て、
ふたりは砂浜を駆け回って遊んでいた。





【 光里♡誠実】





砂浜に書く文字…



光里は木を持って、
ふたりの名前を砂浜に記している。





『光里っ♪ 消えちゃうぞ…』

『良いの。書きたかっただけだからっ♪』



そう…そのまわりにはハート型で、
文字を囲っていた。





俺はそっと彼女を抱きしめて、
ふたりは夕陽を見つめながらいた。