待って……思ってたより重い。
受験失敗してたっていうのがすっごく辛い……そんなの言えないよ普通。
でも、言ってくれたんだよね。帝塚くんの弱いところ。
ふーん、そう考えたら、一気に帝塚くんに親しみ湧いてきた。
「つまんないよ、帝塚くんは」
「……ですか」
「つまんなくていいよ」
「………」
「変なことしてスベるより、よっぽどまし!」
「褒めてるんですか、それ」
「褒めてはないでしょ」
ずれてるなぁ、相変わらず。
でも。
ただのイケメンじゃないところっていうか、欠点だらけなのも、人間らしくていいかもね?
「つまんないのはキミじゃなくて、キミの日常でしょ?」
友達がいなかったらそりゃつまんないわ。
で、帝塚くんに友達ができないのはつまらないからじゃなくて近付きにくいだからだし。
「楽しかったんじゃないの? 最近は」
……ラインを追加する前から友達だったんでしょ。
「あ……はい。最近は、早く佐久良に相談したいなと考えるようになって……。アカネさんと、どうやったらたくさん話せるかなって調べて……楽しかったです」
「もう……なにそれ」
思わず笑みがこぼれた。
調べておいてこの有り様なの。
変だなぁ。



