キミは当て馬、わたしはモブ。



 イケメンだし、身長高くてスタイルも申し分ない。


 何か、欠点を探すとしたら……。



「う~~~ん」



 困った。


 ない。



「そんな唸るほど微妙ですか……?」


「強いて言うなら、わたし好みではないこと……いやぁ、そんなこと今は関係ないしな……」


「佐久良? 大丈夫ですか?」



 改めて帝塚くんがイケメンっていうことを認識しちゃったよ……。



「……とりあえず次行こうか」


「服はどうなったんですか」


「…………及第点ってことで」


「……!」



 ほんとは満点以上だよバカ。


 それなのに、嬉しそうにする帝塚くんに胸が痛む。


 い、意外と自己採点低いんだね。これ、わたしがこんな態度とり続けてたら、超ネガティブ人間になっちゃうんじゃ……。


 わたしのせいで帝塚くんの性格が変わっても、責任とれないよ。



「じゃあ、次はスケジュールの確認をしてもらってもいですか」


「スケジュールぅ……?」



 嫌な予感がする。


 帝塚くんはポケットから二つ折りにされた紙を取り出して、わたしに渡してくる。


 えっ、スケジュールって、やっぱりそういうことだよね? 行きたいお店をメモした、とかではなく……。


 ひっ、開きたくない~~。でも、期待を帯びた目で帝塚くんが見てくる~~。


 ボロクソポイントはここだったんだね。いいよ、いくよ、せーのっ!