帝塚くんから降り注いでくる視線に耐えられなくて顔を上げてみる。
……え、なに?
なんだかとっても熱い瞳だった。少し頬も紅潮している気が。
「な、なに? もしかしてわたしを好きになっちゃった? チョロいね!」
「変なこと言わないでください」
「そっちも変な顔しないでくれる!?」
冗談に決まってるじゃん! 何マジレスしてくるわけ!
「でも、どちらかと言えば佐久良の方が俺を好きになってるような気がしますけどね」
「はぁ!? どこが!」
「話を聞いてくれるようになりましたし、逃げられることもなくなりました」
「……うっ、そ、それはぁ……」
ただの、同情っていうか。しつこいから折れてあげただけだし。
「俺達、ラインに追加する前から友達でしたね」
そ、そんな嬉しそうな顔をしないで。
わたしも薄々わかってたけど。帝塚くんのこと、じわじわと友達カテゴリに入れてるんじゃないかって、危惧してたけど。
「あ~~~いやだぁ~~~~!!」
「えっ、そんなに……」
だって、あれだよ。
友達になんてなったら、いよいよ引き返せなくなる。
今まではただのクラスメートだったから、いくらでも突っぱねることができたけど。
友達になったら、もっと仲良くなりたいって、そう思うじゃん。



