じいやと涙のお月様

じいやはほぅ…と息をもらします。

「おや、お月様とお星様の本ですか」
「その本のお星様は、小さく、そして優しい光りで夜を照らすのよ。わたし、お星様が欲しいわ…お月様では大きすぎるもの。ねぇじいや、あの夜空に輝くお星様を、わたしの元に持ってきて!」

じいやはお姫様にペコリと頭を下げました。

「お言葉の通りにいたします、姫様」