じいやと涙のお月様

じいやがお姫様の部屋に着いたときには、お姫様は夢の中でした。

窓から射し込む優しい月の光で、安心したのだろうとじいやは一人でうなずきました。

「よかった、よかった」

月から貰った星を小さな小瓶に入れて、お姫様の枕元に置きました。

「姫様、ゆっくりおやすみなさいませ」

小瓶の中の星たちは、キラキラと優しく部屋を照らしています。