すると、雲は瞬く間に晴れていき、美しい月が現れ、星が夜の闇を優しく照らしました。 「ありがとう、優しいご老人…」 月が笑顔でじいやにほほえみかけました。 「これは感謝のしるしです…。星たちよ、ご老人の手の上にいらっしゃい…」 月が言うと、豆粒ほどの小さな星々がじいやの周りに集まってきました。 じいやがそっと両手を差し出すと、星々はその上にふわりと舞い降りました。 「ありがとう、月よ。そして星々よ。おまえたちの優しい光のおかげで、姫様が安心して眠れる」