さよなら…って、意味わかんねぇ。 なんだよ、さよならって。 今までずっと一緒だったじゃねぇかよ…。 そんな…そんな簡単に さよならなんて言わせねぇよ! バンッ…!! 「おい陸斗…!?」 俺は後で呼ぶオーナーの声も無視すると店を飛び出し走り出した。 周りの目なんてどうでもいい。 俺の頭のなかは、すでにうららの事でいっぱいだった。