アタシは携帯を開くとボタンを押し始めた。 陸斗へ送る最後のメール。 そう考えながら押したボタン。 《陸斗。ごめんね…アタシもう疲れちゃった…。 わがままでごめん。 ナンバーワンになるって約束、守れなくてごめん。 陸斗の事、大好きだった。 ありがとう。さようなら。》 アタシは一度読み直すと、送信ボタンを静かに押した。 大好きだったよ陸斗…。