自分の事なのに、まるで他人の事のように思えてくる話に、アタシは驚きを隠せない。 まるでドラマでも見ているような…そんな感じ。 「それで、あかりは1人でお前を育てていたんだが、その時にある1人の男と出会ったんだ。」 「ある1人の男ってまさか…。」 それまで黙って隣に座っていた陸斗が少し眉を寄せて聞き返す。 「そう、その男は…うららが父だと思ってた人間。 つまり…うららと恭子さんを捨てて蒸発した男だ。」