次の日、アタシはお母さんの荷物をまとめる為に病院に来ていた。 お母さんが1年近く過ごした病室。 もうここに来る事はないんだと思うと悲しくなる。 「蓮堂さん。これも恭子さんのです。」 「あ、はい。」 少し看護師さんに手伝ってもらいながら進める片付け。 全てをバックに詰め終わったのは、1時間ほど経った時だった。