「え…?」 アタシは戸惑い、看護師さんとお母さんの顔を見比べる。 でも、そんなアタシの肩に手を置いた陸斗は言った。 「恭子さん、きっとうららの声探してると思う。 うららが呼び掛けてあげるんだ…!!」 「陸斗……」 お母さん… お母さん…… 「お母さん……!!」 アタシはお母さんに近づくと、大きな声でそう叫んだ。