その文字を目に写すたび、昨日のお母さんの笑顔が思い出される。 なかなか電話に出ないアタシに、陸斗は後ろから顔を覗かせた。 「電話でねぇの?」 「え…?」 陸斗に言われた言葉に返事ができない。 電話に出たいんだけど…手が震えて…。 着信音が鳴るたびに、ぎゅっと胸が締め付けられた。