お母さんはアタシの切った、うさちゃんのリンゴを食べて笑った。



アタシも答えて笑う。



「うらら。いつもありがとね…」


「な、何言ってんのよ〜!」



珍しくテンションの低いお母さんの声に、何だか気が狂う。



アタシはそんなお母さんに、昨日貰ったお金を思い出した。



「そうだ…!お母さん!…アタシ昨日ね、No.2になったんだよ。」


「凄いじゃん!おめでと。」