でも、直ぐに腹を押さえて顔を歪ませた。 「痛たたた…。」 馬鹿だなぁ。 こんなに騒いじゃって…個室でよかった…。 アタシはそんな事を考えながら陸斗に少し冷たい視線を送る。 「あんまり騒いじゃダメだよ。胃潰瘍なんだから。」 「へ…!?胃潰瘍?」 アタシの方に振り向いた陸斗はなんとも間抜けな表情。 「俺、胃潰瘍なのか!?」 「だから〜…そうだって言ってるでしょ? お医者さんもびっくりしてたよ。後もうちょっとで胃に穴が開くとこだったんだからね!」